・生産者:Finca Don Rafa(フィンカ・ドン・ラファ農園グループ)
・栽培品種:アラビカ カツーラ種
・精製:ダブル発酵(ダブル・ファーメンテーション)
・標高:1,500m~1,700m
※中農薬不使用
<MAP>

メキシコのコーヒー全体の生産量では世界第10位ですがオーガニックコーヒーの生産量は世界第1位となり、世界全体の60%のオーガニックコーヒーがここメキシコで生産されているといわれています。
1900年代初頭のメキシコ革命後に農業革命がおこり、何千人もの先住民グループや労働者に小さな土地が与えられた事が契機となり、メキシコ国内でのコーヒー栽培が広まりました。そして1958年にはメキシコ国立コーヒー研究所(INMECAFE)が設立され、徐々に国外への輸出が増えていきます。しかし、1989年にINMECAFEが解散し、国際コーヒー協定が停止されたためにコーヒーの国際価格が前年の半分に暴落し、コーヒー生産量は35%下落しました。その後カトリック教会などの支援を得て、メキシコで初めての「コーヒー協同組合」が設立されました。協同組合は、生産者への技術支援や経済支援を行い、従来のコーヒーよりも高値が見込め事から「オーガニックコーヒー」の栽培を積極的に推し進めました。
その政策が功を奏し、今ではメキシコは世界第1位の「オーガニックコーヒー生産国」と言う、不動の地位を獲得しました。
ラス・マルガリータスはEastern Highlandsと呼ばれるエリアにあり、グアテマラとの国境に隣接し、グアテマラのスペシャリティコーヒー産地として名高い、「ウェウェテナンゴ」と同じ山系に属します。そしてこの農園のあるサン・ラファエルという町は「ラカンドン(熱帯雨林地帯)」として知られ、グアテマラにまで続くこの熱帯雨林には多種多様な多様な生物が混在し、メキシコ全体の33%の鳥類、25%の動物、56%の昼行性の蝶類、16%の魚類が生息している、まさに生き物たちの楽園のような場所です。
<香味特色>
オーガニックでアナエロビックナチュラルの発酵による特有のフレーバーな味わいとなっています。
<浅煎り・中浅煎り>
熟れたメロン、マンゴー、ピーチ、ベリーなど様々なフルーツフレーバー、中浅煎りではリキュール類などの味が強くなります。
<中煎り>
柔らかな酸味とベリー系のフルーティーさがお口いっぱいに広がります。ボディー感は中煎りでもかなり強い。
<中深煎り>
「メキシコ チアパス フィンカ ドンラファ ゲイシャ アナエロビック ナチュラル」
と比べてこちらのコーヒーは深煎りでも十分楽しめます。微かな香辛料のような香りとベリー系のフルーツ感、そして厚いボディー感。
★焙煎ノート
このメキシコ産の豆は柔らかく普通の豆より焼けるスピードが速いのでいつもの焙煎基準ではありません。
以下をご参照ください。
(通常の豆) → 浅煎り 1ハゼから約20秒
中浅煎り 1ハゼから約1分~1分15秒
中煎り 1ハゼから約2分
(メキシコ) → 浅煎りA 1ハゼ直前
浅煎りB 1ハゼ~約25秒
中浅煎り 1ハゼから約40秒
中煎り 1ハゼから約1分30秒の焙煎
ダブル発酵(ダブル・ファーメンテーション)
コーヒーの複雑な風味や独特の味わいをさらに引き出すために嫌気性発酵を二度行う処理方法です。
ダブル発酵は手間と発酵の時間や温度管理を非常に慎重に行う必要があります。
<一回目>
一回目はコーヒーチェリーを空気に触れさせず(嫌気性)、ナイロン袋に密封し、数日間、発酵させます。
<二回目>
二回目はコーヒーチェリーの果肉を除去し、ミューシレージ(ヌルヌルとした粘液質)が残った状態でポリタンク内で嫌気性発酵を行います。
二回目の発酵過程では複雑な風味の層とまろやかな酸味、フルーティーな甘さも引き出されます。
アナエロビックの処理方法が当たり前になりつつある現在、さらにユニークで複雑な風味を求めての「アナエロビック ダブルファーメンテーション」処理したコーヒーが広がり始めています。
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