・生産者:バニーマタル、ハイマ村の小規模農家
・標高:1,700m-2,200m
・品種:ダワイリ、ジャディ(ティピカ)、ウダイニ種
・ナチュラル
・農薬・化学肥料不使用
・浅煎り
・中浅煎り(浅煎りと中煎りの中間)
・中煎り(Medium ミディアム)
・中・中煎り(中煎りと中深煎りの中間)
・中深煎り
・HIGH ロースト → 深煎り初期
・CITY ロースト → 深煎り中間
・FULL CITY ロースト → 深煎り後半
・FRENCH ロースト → 深煎りほぼ終了 (アイスコーヒー、カフェオーレ、エスプレッソ用)
・ITALIAN ロースト → 深煎り終了後 →(アイスコーヒー、カフェオーレ、エスプレッソ用)
”際立つベリー、ストロベリーフレーバー!!”
バニーマタル地域は、ナビシュアイブ山3,666mというアラビア半島の中でも一番高い山の周辺にあり、サナア州の南西部に位置します。本来、「モカマタリ」と言う名称はここで取れたコーヒーのみ称することができる名前です。イエメン製のコーヒーは他の追従を許さないほどの圧倒的な高品質さ。ゲシャビレッジエステイト ゴールドラベル(最高級品)、パナマ エスメラルダ農園 プライベートコレクション ゲイシャと飲み比べても味はイエメン製の方が格上のような気がします。
ただ、値段が……
「もうちょっと値ごろ感のある、でも香味に特徴のあるコーヒー」も作ろうということで、作りました、「フルーツショコラタ。」
フルーツショコラタとは現地語と英語の造語で「フルーツチョコレート」の意。
チョコレートにコーディングされた果実のような香味があるコーヒーに仕上がっています。
味わいは良いのですが欠点としては浅煎り~中煎りで煎った豆の形状が良くありません。
豆は膨らまず、表面の皺も伸びていません。富士ローヤルの直下式での焙煎ですがまるで素人さんが手網で煎ったような形状です。
コーヒーそのものはワイニー、ストロベリーなフレーバーが前面に出る華やかなクロップで濃厚なチョコレート感も持ち合わせており、まさにモカマタリと言うのにふさわしいクオリティになっています。
<浅煎り~中浅煎り>
イエメン、ハラズエリアの特徴である、豊かなワイニーさとストロベリーようなフレーバーと甘味をしっかりと感じられます。
<中煎り>
酸味が弱い分甘みが強く、ベリー系とストロベリー系のフルーティなフレーバー、チョコレートのような甘さと風味を楽しんでいただけます。
<中深煎り>
浅煎り~中煎りまではチョコレートのカカオ色は感じにくいですが、 まるでチョコレートコーティングしたレーズンのようなフローラルな華やかな香りが鼻から抜けていきます。
<HIGH~FULL CITY>
私は今「イタリアン」で煎ったコーヒーをホットで飲みながらこの説明文を書いていますが、ほとんど炭に近い状態にもかかわらず豆の個性を失わず、ワイニーフレーバをしっかり感じられます。アイスコーヒー用にもおススメします。
先祖代々守り続けてきた、イエメン独自の品種をこだわりの精製で作られたこのコーヒー、他のどんな産地でも味わえないエキゾチックで魅力に溢れる味わいです。
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